CB750K0 セルモーターのオーバーホール

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セルボタンを押してもカチッとマグネットスイッチの音はするけれどセルモーターが回らなかったり、回ってもセルモーターの勢いが弱いような症状はありませんか。 
バッテリーの電圧が正常なら、マグネットスイッチの故障、セルモーターの故障や配線の不良が考えられます。 今回はセルモーターのオーバーホールをしてみました。

セルモーターの故障の原因で最も多いのがブラシの磨耗と通電不良です。 新品のカーボンブラシとスプリングはまだ純正品が出ますから、部品を用意してからオーバーホールを始めます。

セルモーターの取り外し
エンジン本体からの脱着は作業がしやすいように、先にエアクリーナーボックス、キャブレター、カムチェーンテンショナーを取り外してバッテリーの端子は必ず外します。
次にセルモーターカバーとセルモーターを固定している6mmボルト2本を外せばエンジン本体から分離できます。 
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セルモーターの分解
セルモーター本体は2本の長い6mmネジを外すと大きく3つに分解できます。 この時ネジの頭を舐めないようにインパクトドライバーで一気に回します。
カバーを外すと真っ黒に汚れた2個のブラシが現れます。
ブラシを上から押さえているスプリングの端を横へずらしながらブラシを持ち上げ、配線を外せばブラシはステーと一緒に外れます。

アーマチュアコイルは反対方向へ引き抜けます。
新品のブラシの長さは12mmです。 意外にもこのセルモーターのブラシは新品に比べ2mm程しか減っていませでしたが、消耗品なのでスプリングと一緒に交換します。
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ブラシとアーマチュアコイルの点検
アーマチュアコイルは錆や曲がりがなく、ステーターコイルの導通も問題ありませんでした。で コンミュテーターはブラシと擦れる部分が黒く汚れていたので、600番のサンドペーパーで軽く磨いてやると新品同様に戻りました。
コンミュテーターのマイカ(縦溝)が浅くなっていたので、大き目のカッターの歯で溝を掘ります。
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セルモーターの組み立て
すべての点検が終わったら逆の順序で組立てます。
ブラシを押さえる渦巻き状のスプリングは、そのまま付けてもバネが働かないので、細いマイナスドライバーで巻き縮めながらステーに取り付けます。
アーマチュア端部分にオイルを塗ってカバー取り付けます。 プラス側のブラシのコードが接触するカバーの内側は絶縁テープが貼ってありますので、位置を間違えないように注意します。
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モーターが組み上がったらエンジンに取り付ける前にバッテリーに直結して回転の具合を確認してください。 すべての作業は2時間位で終了すると思います。
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by motosprite | 2015-06-23 18:33 | CB750K0

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